「中高年でもできるボイトレが知りたい」
「中高年がボイトレを始めても意味がない?」
中高年のボイトレについて調べている方の中には、このような悩みを抱える方もいるでしょう。
先に結論からお伝えしますと、ボイトレの効果は絶大です。
年齢に関係なく歌唱力がアップしますし、健康/アンチエイジング効果も得られます。
そこで本記事では、中高年がボイトレで得られる効果と正しい練習法などをご紹介します。
歌の上達や健康維持にご興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
ボイトレとは?
まずはじめに、ボイトレについてご紹介します。
ボイトレとは、歌唱力の向上や、正しい発声を目的として行うトレーニングのことです。
継続することで、歌の上達に役立つ様々な効果が得られます。
- 呼吸法の改善…音程がコントロールしやすくなる
- 声帯の使い方の習得…音域が広がる
- 活舌の改善…言葉が聞き取りやすくなる
また、ボイストレーニングには様々な種類があり、得られる効果が異なります。
トレーニングの詳細については後述しますが、正しい練習を繰り返すことで、歌唱力だけでなく、心身にも良い影響が期待できます。
中高年がボイトレで得られる効果
次に、中高年がボイトレで得られる効果について、以下の5つをご紹介します。
- 声質が若返る
- 肺活量が増えて血行が促進する
- 脳の活性化につながる
- 自信がついて社交的になる
- リフトアップが期待できる
①声質が若返る
中高年がボイトレで得られる効果の1つ目は「声質が若返ること」です。
ボイトレでは、声帯の筋肉を鍛える練習を行います。
声帯の筋肉が鍛えられると、声帯の柔軟性が向上して高音域が発声しやすくなるのです。
また、声帯の筋肉が強化されれば、ハリのある声質が維持できるようになります。
きれいで透明感のある若々しい声質は、歌唱時に限らず、日常生活でも聴き手の心を惹きつけます。
加齢による声質の変化を感じる方は、トレーニングを行うことで声の衰えが改善できるでしょう。
②肺活量が増えて血行が促進する
2つ目は「肺活量が増えて血行が促進すること」です。
血管は、加齢に伴って劣化し、脆くなります。
脆くなった血管では、血流が滞り、老廃物が運ばれなくなってしまうため、老け込みやすくなるのです。
血流改善については、有酸素運動が効果的ですが、運動の習慣がない人にとってはハードルが高いと感じるでしょう。
そこで、誰でも簡単にできる対策としておすすめなのが「腹式呼吸」です。
ボイトレの基礎ともいえる腹式呼吸では、深い呼吸を繰り返します。
深い呼吸を繰り返すことで、新鮮な空気を体内に取り込むことができ、血液循環が促進されるのです。
③脳の活性化につながる
3つ目は「脳の活性化につながること」です。
歌詞やメロディー、リズムを覚える作業は、脳の記憶領域が刺激されるので、認知症予防が期待できます。
また、私たちが歌うとき、脳の機能はフル回転しています。
具体的には、左脳で歌詞を読みながら、右脳でリズムやメロディーをコントロールするなどの同時処理を行っているのです。
そのため、ボイトレに限らず、歌うことは、脳の活性化につながるといえます。
④自信がついて社交的になる
4つ目は「自信がついて社交的になること」です。
加齢によって自分の声に自信がなくなり、人と関わりたくないと感じる方もいるかもしれません。
しかし、孤独は、ストレスの上昇や免疫力の低下など、様々な健康リスクをもたらします。
健康状態を維持したいなら、社会的なつながりを感じたり、適度に人と関わることが大切といえるでしょう。
前述した通り、ボイトレでは声質の若返りなどが期待できるので、継続によって若かりし頃の自信を取り戻せます。
急なカラオケのお誘いにも快諾できるなど、社交的な性格にもなれるでしょう。
⑤リフトアップが期待できる
5つ目は「リフトアップが期待できること」です。
ボイトレの中には、発声練習と同時に、口周りの筋肉を鍛えられるものがあります。
そのため、ボイトレを習慣化することで、顔のたるみ改善が期待できます。
また、前述した通り、腹式呼吸を意識することで、血流が促進します。
血流が促進すれば、新陳代謝が活性化するので、肌のハリがアップし、見た目が若々しくなるでしょう。
ボイトレは、美容代をかけずにできるエイジングケアとして、SNSでも人気があるのです。
中高年に最適なボイストレーニング
ここでは、中高年に最適なボイストレーニングについて、以下の3つをご紹介します。
- 腹式呼吸
- リップトリル
- ハミング
①腹式呼吸
中高年に最適なボイストレーニングの1つ目は「腹式呼吸」です。
腹式呼吸とは、息をするときにお腹を動かす呼吸法です。
横隔膜を使って肺を広げるので、胸式呼吸よりも深い呼吸ができ、声量や音程の強化が期待できます。
腹式呼吸の具体的なやり方は、以下の通りです。
- 姿勢を整えて背筋を伸ばす
- 鼻から大きく息を吸い込む
- 口からゆっくりと息を吐き出す
息を吸い込むときはお腹を膨らませ、お腹をへこませながら息を吐き切るのがポイントです。
このポイントを意識することで、喉に余計な力が入りにくくなり、高音が出しやすくなります。
腹式呼吸は、歌うときの基礎ともいえる呼吸法なので、はじめにマスターするといいでしょう。
②リップロール
2つ目は「リップロール」です。
リップロールとは、口を閉じた状態で息を吐き続け、唇をぶるぶると振動させるトレーニングです。
リップロールを行うことで、口回りの筋肉だけでなく、声帯の筋肉までもゆるんでいきます。
具体的なやり方は、以下の通りです。
- リラックス状態で口元を閉じる
- 腹式呼吸で息をゆっくりと吐き出す
- 唇が震えたら高音や低音を混ぜてみる
口周りの筋肉が硬いと、活舌が悪くなったり、高音が出しづらくなったりするなど、歌うときに様々な悪影響を及ぼします。
そのため、日々のトレーニングはもちろん、歌う前のウォームアップに取り入れても効果的です。
③ハミング
3つ目は「ハミング」です。
ハミングとは、「んー」と発声しながら歌うトレーニングです。
繰り返し行うことで、鼻腔での声の響きが意識でき、クリアな声質づくりや声量アップが期待できます。
また、ハミングは、音域の拡大に欠かせない「ミックスボイス」の習得にも役立つので、マスターできれば歌唱力のさらなる向上が目指せます。
ハミングの具体的なやり方は、以下の通りです。
- 口元を閉じて「んー」と発声する
- 鼻の頭に指を置いて振動を感じる
- 感覚がつかめたら音階で練習する
口を閉じて練習できるので、練習場所が自宅しかない人にも最適なトレーニングといえます。
ただし、高音域を出すときに声量を抑えすぎると、喉を過度に締め付けてしまい、逆効果となります。
近隣への影響が気になる場合は、防音設備がある場所で行うなど、気兼ねなく練習できる環境が必要でしょう。
歳を重ねても歌は上達する?
ここでは、「歳を重ねても歌は上達するのか」についてご紹介します。
YOKOHAMAボーカル教室では、お子様からシニアまで、様々な年齢層の方がレッスンを受けられています。
そこで実際に生徒さんを見ていて思うのは、「歌の上達に年齢制限はない」ということです。
正しい呼吸法や発声法を身につけた生徒さんたちは、音域が広がったり、まっすぐ安定した声で歌えるようになるなど、それぞれの弱点を克服しています。
また、中高年やシニアの方の歌声には、人生観がにじみ出たような深みがあり、聴き手を魅了します。
ボイトレの効果には、個人差がありますが、一般的には3ヶ月程度で効果が出てくるので、早めに始めるのがおすすめです。
ボイトレをプロから教わるメリット
最後に、ボイトレをプロから教わるメリットについてご紹介します。
独学でのボイトレは、喉を痛めてしまったり、歌い方に変な癖がついたりする恐れがあります。
中には、何年も歌が上達しないまま、時間を無駄にしているケースもあるのです。
一方、プロからの直接指導では、歌やトレーニングに関する正しい知識が得られます。
人によっては、1ヶ月などの短期間のうちに効果を感じられるかもしれません。
また、音楽教室に通うと、同じ志を持つ仲間と出会えるのでモチベーション維持に役立ちます。
カラオケを新たな趣味にしたい方や、生涯付き合える友人を探しているなら、音楽教室でのレッスンが最適でしょう。
中高年のレッスンは、YOKOHAMAボーカル教室へ
今回は、中高年がボイトレで得られる効果や、具体的なやり方などをご紹介しました。
歌の上達に年齢は関係ありません。
正しいトレーニングができれば、年齢を重ねても歌唱力アップが期待できるでしょう。
YOKOHAMAボーカル教室では、発声法や呼吸法など、中高年の方に合ったレッスンをご用意しています。
30分の無料体験レッスンも行っているので、気になる方はぜひお気軽にご連絡ください!
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