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2025.08.15 スタッフブログ

【巻き舌を練習する方法は?】巻き舌ができない原因や練習のメリットも詳しく解説

巻き舌の練習をしたい

なぜか巻き舌ができない

巻き舌の練習方法について知りたい方の中には、このようなお悩みを抱えている方もいるでしょう。

コツや練習方法がわかれば、苦手意識のある方でも、巻き舌ができるようになります。

そこで本記事では、巻き舌の練習方法や、できない場合の対処法などについてご紹介します。

ご紹介する練習方法に取り組むことで、巻き舌がうまくできるようになり、歌うことがさらに楽しくなるはずです。

ぜひ最後までご覧ください!

巻き舌とは

まずはじめに、巻き舌について解説します。

巻き舌とは、舌先を上あごに当てた状態で空気を送り、舌を細かく振動させる発音法のことです。

スペイン語やロシア語などで使われる「R音」に近い音で、日本語にはほとんど存在しないため、慣れていない人も多いでしょう。

カラオケや演劇、語学など幅広い場面で表現力を高める手段として活用されており「できるようになりたい」と憧れる人も増えています。

舌の筋肉や息の使い方を鍛える必要がありますが、正しい練習を重ねることで誰でも習得が可能です。

巻き舌を練習するメリット

次に、巻き舌を練習するメリットを6つ解説します。

  1. 舌の筋肉や口周りの動きが柔らかくなる
  2. 滑舌/発音の基礎力が上がる
  3. 歌唱力や表現力が上がる
  4. ウォーミングアップになる
  5. 外国語の発音に活かせる
  6. 発声や声量を強化できる

①舌の筋肉や口周りの動きが柔らかくなる

巻き舌を練習するメリットの1つ目は「舌の筋肉や口周りの動きが柔らかくなること」です。

巻き舌の練習では、普段あまり使わない舌先や口周りの筋肉を集中的に動かします。

そのため、継続的に取り組むことで、舌の柔軟性が高まり、話す/歌う際の滑らかさが向上します。

とくに舌の可動域が広がると、口の動きがスムーズになり、ほかの発音もしやすくなるでしょう。

口が硬くて話しにくい、舌がもつれやすいと感じる人には、巻き舌の練習が非常に効果的です。

②滑舌/発音の基礎力が上がる

2つ目は「滑舌/発音の基礎力が上がること」です。

巻き舌はラ行の発音に似ているため、練習することで滑舌が明瞭になります。

とくに「ラリルレロ」や「タチツテト」など、舌先を使う発音がしっかり出せるようになります。

話す仕事をしている人や、人前で話す機会が多い人にとっては、印象の良い話し方につながるでしょう。

舌の動きがスムーズになれば、発音全体の安定感も増し、自信を持って声を出せるようになるはずです。

③歌唱力や表現力が上がる

3つ目は「歌唱力や表現力が上がること」です。

巻き舌を使いこなせるようになると、歌声にアクセントや迫力をつけられるようになります。

ラテン音楽や演歌などでは、巻き舌を効果的に使うことで、感情やニュアンスを豊かに表現できます。

また、声に抑揚をつけるトレーニングにもなり、歌の表現力が向上するでしょう。

「単調な歌声から脱却したい」「もっと自分らしい歌い方をしたい」という人にとって、巻き舌は大きな武器になります。

④ウォーミングアップになる

4つ目は「ウォーミングアップになること」です。

巻き舌の練習は、発声前のウォーミングアップとして非常に効果的です。

舌や唇、口周りの筋肉をしっかり動かすことで、発音に必要な部位を短時間で目覚めさせることができます。

とくに朝イチで声が出にくい、口が回らないという人は、巻き舌の練習を軽く行うことで口腔内がほぐれ、滑舌もスムーズになります。

また、巻き舌を使った練習では、安定して息を出す必要があるため、呼吸のリズムを整える助けにもなるのです。

本格的な発声練習に入る前の準備運動として、短時間でも効果を実感しやすいでしょう。

⑤外国語の発音に活かせる

5つ目は「外国語の発音に活かせること」です。

巻き舌のスキルは、スペイン語やイタリア語、ロシア語など、巻き舌の「R音」が使われる言語の発音に大きく役立ちます。

これらの言語では、正しく舌を震わせて音を出すことが求められるため、巻き舌ができるだけで、ネイティブに近い発音にできます。

また、英語には巻き舌は不要と思われがちですが、舌の柔軟性や発音のコントロール力が上がることで、LとRの発音の違いも意識しやすくなります。

語学学習において「発音に自信が持てない」と悩む人には、巻き舌の練習が突破口になるかもしれません。

⑥発声や声量を強化できる

6つ目は「発声や声量を強化できること」です。

巻き舌をしっかり響かせるためには、安定して強めの息を出す必要があるため、自然と腹式呼吸や息のコントロール力が養われます。

巻き舌の音を安定させようと意識するだけで、喉や口先に頼らず、体幹を使った声の出し方へと変化していくのです。

その結果、声が通りやすくなったり、無理なく大きな声を出せるようになったりするなど、発声力や声量アップにもつながります。

また、ブレのない声を出す練習にもなるため、人前で話す機会が多い人や、歌やナレーションに取り組む人にも非常に有効です。

【基本】巻き舌の練習方法

次に、基本の巻き舌の練習方法を3つ解説します。

  1. 舌の位置を確認する
  2. 息を出しながら舌を震わせる練習をする
  3. 発音しながら練習する

①舌の位置を確認する

基本の巻き舌の練習方法の1つ目は「舌の位置を確認すること」です。

巻き舌を成功させるためには、まず舌の正しい位置を知る必要があります。

基本となるのは、舌先を上あごの前歯のすぐ裏側(歯茎の少し奥あたり)に軽く当てるポジションです。

ここが舌を震わせるためのスタート位置です。

舌の先が上あごにピタッとくっつく感覚を意識しながら、無理に力を入れずにリラックスしましょう。

位置を覚えておかないと、息を当てても舌がうまく振動せず、巻き舌ができない原因になります。

まずは鏡を見ながら、舌がどこにあるかをチェックし、自分の口の中の感覚をつかみましょう。

土台が整えば、その後の練習もスムーズに進みます。

②息を出しながら舌を震わせる練習をする

2つ目は「息を出しながら舌を震わせる練習をすること」です。

巻き舌の基本となるのが「息を出しながら舌を震わせる」という動作です。

まずは口を軽く開け、舌先を上前歯の裏に近づけた状態で「ルルルルル」と声に出さずに息だけで震わせてみましょう。

このとき、無理に力を入れるのではなく、舌が自然にブルブルと震える感覚を目指します。

最初はうまくいかないかもしれませんが、舌の位置や息の強さを少しずつ調整しながら、短時間でも毎日続けることがポイントです。

慣れてくると、舌の筋肉がほぐれ、自然に舌が反応するようになります。

③発音しながら練習する

3つ目は「発音しながら練習すること」です。

息だけで巻き舌ができるようになったら、次のステップは発音と組み合わせた練習です。

たとえば「ラリルレロ」や「トラ、トリ、トル」など、巻き舌を使う可能性がある音を発声しながら練習してみましょう。

舌の動きと声のバランスを意識しながら「ルルル」と音を出すことで、より実践的なコントロールが身につきます。

最初は音がブレたり巻き舌が弱くなったりするかもしれませんが、焦らず繰り返すことが大切です。

発声に巻き舌を取り入れることで、舌の筋肉と発音の連携がスムーズになります。

【応用】巻き舌を上達させる練習方法

次に、応用編として、巻き舌を上達させる練習方法を3つ解説します。

  1. 早口言葉を使う
  2. 歌の中で巻き舌を取り入れてみる
  3. 外国語の「R音」に挑戦する

①早口言葉を使う

巻き舌を上達させる練習方法の1つ目は「早口言葉を使うこと」です。

巻き舌をさらに上達させたいなら、早口言葉を取り入れた練習が効果的です。

たとえば「ラリルレロ、ラララ」「トラトリトル」など、舌先を使う音が多いフレーズを繰り返すことで、舌のスピードと正確性が自然と鍛えられます。

最初はゆっくり発音し、舌の動きを意識しながら徐々にスピードを上げていきましょう。

巻き舌が安定してきたら「トルコ料理屋のトルコ人」など、難易度の高い言葉にもチャレンジしてみてください。

楽しく続けることで舌の柔軟性が増し、巻き舌の完成度がぐんと上がります。

②歌の中で巻き舌を取り入れてみる

2つ目は「歌の中で巻き舌を取り入れてみること」です。

巻き舌のスキルを実践で活かすには、実際の歌の中で試してみるのが一番です。

たとえば、スペイン語風のフレーズが入っている楽曲や、力強い表現が求められるロック/ポップスなどで、一部の言葉に巻き舌を加えてみましょう。

ポイントは、やりすぎないことです。

自然なアクセントとして巻き舌を使うことで、歌の印象にインパクトを与えられます。

音に合わせて舌を動かすことで、リズム感や音の切れもよくなり、歌唱力アップにもつながるでしょう。

最初は遊び感覚で問題ないので、楽しみながら取り入れてみてください。

③外国語の「R音」に挑戦する

3つ目は「外国語の『R音』に挑戦すること」です。

巻き舌の応用としておすすめなのが、外国語の「R音」にチャレンジすることです。

スペイン語の「perro(犬)」やイタリア語の「birra(ビール)」など、巻き舌を使う単語を声に出して練習することで、実践的な舌の動きが身につきます。

発音を正しくするには、舌を震わせる位置/息の強さ/口の開き具合などを調整する必要があるため、自然と高いレベルの発声トレーニングになります。

語学に興味がある人はもちろん、発音にバリエーションを持たせたい歌手や、声優志望の人にもおすすめです。

巻き舌の練習のコツ

次に、巻き舌の練習のコツを3つ解説します。

  1. ストローやガムを使って舌の筋トレをする
  2. 発音アプリやYouTubeを活用する
  3. 毎日5分の練習を続ける

①ストローやガムを使って舌の筋トレをする

巻き舌の練習のコツの1つ目は「ストローやガムを使って舌の筋トレをすること」です。

巻き舌がうまくできない人は、舌の筋肉が十分に発達していない可能性があります。

そこで、ストローやガムを使って舌の筋トレを取り入れるのがおすすめです。

たとえば、ストローをくわえて舌先に力を入れて引っ張る、ガムを舌で転がして鍛えるなどの方法があります。

これにより、舌の細かい動きや柔軟性が養われ、巻き舌の振動がしやすくなります。

とくに、日常生活で舌をあまり意識して動かしていない人にとっては、筋トレが大きな効果を発揮します。

練習前の準備運動として取り入れてみましょう。

②発音アプリやYouTubeを活用する

2つ目は「発音アプリやYouTubeを活用すること」です。

巻き舌の練習は、正しい音を聞いて真似をすることが大切です。

近年は、発音練習に特化したアプリや、YouTubeでの解説動画が豊富にあります。

プロのトレーナーが、巻き舌の動きやコツを丁寧に教えてくれるため、自宅にいながら質の高いレッスンを受けることができます。

とくに動画では、舌の動きを視覚的に確認できるのが大きな利点です。

音だけではなく舌の動きや表情も参考になるため、独学でも効率的に習得ができます。

隙間時間に少しずつ学ぶことで、自然とコツが身につくでしょう。

③毎日5分の練習を続ける

3つ目は「毎日5分の練習を続けること」です。

巻き舌の習得には継続が重要です。

1日5分でも、毎日コツコツと練習を続けることで、舌の筋肉が鍛えられ、動きがスムーズになります。

大切なのは、短くても毎日やることです。

たとえば朝の歯磨き後や、通勤/通学中、寝る前のルーティンに組み込むと習慣化しやすくなります。

はじめのうちはうまくいかなくても、続けることで少しずつコツがつかめるようになります。

「今日も5分だけやろう」と気楽な気持ちで続けていけば、変化を実感できるはずです。

巻き舌ができない原因

次に、巻き舌ができない原因を4つ解説します。

  1. 舌の筋肉や動かし方に慣れていない
  2. 舌の位置が間違っている
  3. 息の使い方が弱い
  4. 舌小帯が短い

①舌の筋肉や動かし方に慣れていない

巻き舌ができない原因の1つ目は「舌の筋肉や動かし方に慣れていないこと」です。

舌の筋肉が未発達、あるいは動きに慣れていないと、巻き舌がうまくできないことがあります。

巻き舌では舌先を細かく震わせる必要があるため、普段の生活ではあまり使わない舌の動かし方が求められます。

とくに日本語には巻き舌を使う音がないため、日本語を話す人にとっては不慣れな動きです。

そのため、焦らず、少しずつ舌を使う練習を積み重ねることが大切です。

②舌の位置が間違っている

2つ目は「舌の位置が間違っていること」です。

舌の位置が正しくないと、うまく空気を震わせられず、巻き舌ができません。

多くの場合、舌先を上あごの裏に軽くつけるように置くのが基本で、位置が前すぎても後ろすぎても、うまく振動が伝わらず音が出ません。

正しい位置を把握するには、鏡を見ながら確認するのが効果的です。

また、YouTubeや発音アプリなどで、正しい舌の位置を確認するのも良いでしょう。

③息の使い方が弱い

3つ目は「息の使い方が弱いこと」です。

巻き舌には舌だけでなく、息の使い方も重要です。

息をしっかりと前に向かって吐き出さなければ、舌がうまく振動せず「プルルル」という音が出ません。

呼吸が浅い、または息の勢いが弱いと感じる人は、腹式呼吸を意識する練習からはじめてみましょう。

息と舌のタイミングを合わせることもコツのひとつです。

④舌小帯が短い

4つ目は「舌小帯が短いこと」です。

舌の裏側にある組織「舌小帯(ぜつしょうたい)」が短いと、舌の可動域が制限され、巻き舌が物理的に難しくなることがあります。

これは先天的なものであり、発音に支障をきたしている場合は、耳鼻咽喉科や言語聴覚士などの専門機関に相談するのがおすすめです。

必ずしも手術が必要というわけではなく、舌のストレッチやトレーニングで改善するケースもあります。

巻き舌ができない場合の対処法

最後に、巻き舌ができない場合の対処法を3つ解説します。

  1. 巻き舌ができない理由を正確に把握する
  2. 巻き舌以外で表現する
  3. プロのレッスンを受けてみる

①巻き舌ができない理由を正確に把握する

巻き舌ができない場合の対処法の1つ目は「巻き舌ができない理由を正確に把握すること」です。

まずは、巻き舌ができない原因を明確にすることが大切です。

舌の筋力不足なのか、舌の位置が誤っているのかなど、さまざまな原因があります。

原因が違えば、適切な対処法も変わるため、あいまいなままやみくもに練習しても、なかなか成果が出ません。

自分の舌の動きや癖を鏡で観察したり、録音してチェックしたりすることで、改善点が見えてきます。

②巻き舌以外で表現する

2つ目は「巻き舌以外で表現すること」です。

どうしても巻き舌ができない場合は、無理に使わず、別の方法で表現するのも選択肢のひとつです。

たとえば、歌であれば音の強弱やビブラート、抑揚を工夫することで、巻き舌を使わなくても豊かな表現ができます。

巻き舌はあくまで表現方法のひとつに過ぎません。

自分の得意な表現方法を磨きつつ、余裕があれば巻き舌の練習を続けるというスタンスでも良いでしょう。

③プロのレッスンを受けてみる

3つ目は「プロのレッスンを受けてみること」です。

独学で行き詰まったと感じたら、ボイストレーナーなどのプロに相談してみるのも有効です。

専門家は舌の動きや息の使い方を細かくチェックし、あなたの癖や弱点に応じた練習方法を提案してくれます。

自分では気づかないポイントを的確に指摘してもらえるため、短期間で大きな効果が期待できます。

とくに歌唱や発音を目的として巻き舌を習得したい場合は、プロの指導が近道になるでしょう。

巻き舌の練習に悩んでいる方は、YOKOHAMAボーカル教室へ

今回は、巻き舌の練習方法を中心にご紹介しました。

巻き舌の練習には、基礎から応用までさまざまな方法があります。

どのような練習方法を取り入れても、うまく巻き舌ができない場合は、プロの指導を受けるのがおすすめです。

YOKOHAMAボーカル教室では、巻き舌の練習方法やカラオケが上達するレッスンなどをご用意しています。

30分の無料体験レッスンも行っているので、気になる方はぜひお気軽にご連絡ください!

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