「カラオケで高い声を出したいけど思うように出すことができない」
「カラオケや歌いの場で高い声を出すための方法やコツが知りたい」
歌の練習に励んでいる方、あるいは今後カラオケなどに行く予定がある方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
カラオケで歌う際の高音は、人によって得意不得意がありますが、練習やコツ次第で多くの人がある程度出すことができるようになります。
そこで今回は、カラオケにおける「高い声」に焦点を当て、カラオケで高い声が出ない原因や声帯の仕組み、カラオケで高い声を出すための方法とコツなどについてご紹介します。
カラオケでの歌の練習については「【カラオケで歌を上達させる方法】効果的な練習方法やポイントを徹底解説!」にてご紹介しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
また、横浜ボーカル教室では、カラオケで上手く歌を歌いたい、高い声が出せるようになりたい、という方をいつでも歓迎しています。
仲間と一緒に歌うことを楽しみたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
カラオケで高い声が出ない悩みとは?
まず初めに、カラオケで高い声が出ない悩みについてご紹介します。
カラオケで自分の声に近い音域では声が出せるが、高音になると声を出しにくいと感じる人は多くいます。
特に男性が女性ボーカルの曲を歌う場合などでは、このような悩みに直面することも多いと言えます。
そのような際に無理に高い声を出そうとしてしまうと、声が裏返ってしまったり、音程が大きくズレてしまいます。
特にカラオケでは採点機能を付けている場合も多く、音程がズレてしまって恥ずかしい思いをしたという方もいるでしょう。
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カラオケで高い声が出ない原因
次に、カラオケで高い声が出ない原因について、以下の3つをご紹介します。
1, 声帯の筋力が不足している
2, 呼吸が上手くできていない
3, 姿勢が悪い
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①声帯の筋力が不足している
カラオケで高い声が出ない原因の1つ目は「声帯の筋力が不足していること」です。
高い声を出すためには、声帯の筋肉が大きく関係しています。
声帯は、主に筋肉で構成されており、普段あまり使わない高音域の声を出すためには、その筋力を鍛える必要があるのです。
特に、裏声と地声をスムーズにつなげるような「ミックスボイス」や、声帯を細く引き伸ばして高音を出す「ヘッドボイス」などを習得するためには、歌い方を練習すると同時に声帯の筋肉も鍛えなければなりません。
普段から高い声を出していない多くの人は、この声帯の筋肉があまり強くないため、少しずつトレーニングをして筋力を強化していく必要があるでしょう。
声帯の筋力を鍛えるには、裏声を意識した発声練習や、リップロールなどのウォーミングアップが効果的です。
②呼吸が上手くできていない
2つ目は「呼吸が上手くできていないこと」です。
高い声を出す際には、高音を保ったまま息を安定して吐き続ける必要があるため、呼吸の使い方が非常に重要になります。
浅い胸式呼吸のままでは、十分な息の量をコントロールすることができず、安定した高音を出すことが難しくなってしまうのです。
安定した高い声を出すためには、腹式呼吸で息を深く吸い込み、一定量の息を均等に吐き続けるような意識が重要です。
腹式呼吸のトレーニングについては、後ほど改めてご紹介します。
③姿勢が悪い
3つ目は「姿勢が悪いこと」です。
高い声が出にくい原因の一つとして、姿勢の悪さも挙げられます。
歌う際に猫背になっていたり、首や肩に力が入りすぎていたりすると、声の通り道である気道が狭くなってしまい、結果として高い声を出すことができなくなってしまいます。
理想の姿勢は、立ち上がった状態で背筋を伸ばし、顎を上げすぎず、リラックスした状態ですが、座ったままの状態でも同様の姿勢を意識することで、高い声が出しやすくなるでしょう。
声帯の仕組み
本章では、声帯の仕組みについてご紹介します。
声帯とは、喉の奥にある小さな筋肉と粘膜で構成された器官のことを指し、声を出すために欠かせない部分です。
私たちが声を出す際には、声帯が閉じて息の流れによって振動し、音が生まれる仕組みとなっています。
また、声の高さや響きは、この声帯の動きや形状によって変わるため、高音を出すには声帯を適切にコントロールする必要があります。
声帯は、本来リラックスした状態で開いており、息を吸う際に広がりますが、声を出す際には声帯が閉じて振動し、音が作られます。
特に高い声を出すときには、声帯が引き伸ばされて細くなり、振動数が増加することで高い音が生まれるのです。
カラオケで高い声を出すためのトレーニング
次に、カラオケで高い声を出すためのトレーニングについて、以下の3つをご紹介します。
1, 歌唱テクニックの習得
2, 腹式呼吸とブレスコントロール
3, 音階練習
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①歌唱テクニックの習得
カラオケで高い声を出すためのトレーニングの1つ目は「歌唱テクニックの習得」です。
高い声に限った話ではありませんが、正しい音程と歌い方で歌うためには、ミックスボイスやファルセットなどのテクニックを身に付ける方法がオススメです。
例えば、ミックスボイスは、地声と裏声をバランスよく組み合わせることで、力みなく高音を響かせる発声方法であり、多くのプロ歌手もこのテクニックを活用して高い声を出しています。
また、高い声を出すときには喉を締めつけるのではなく、「喉を開く」ことを意識することで、余計な力が抜けてリラックスした状態で発声することができるようになります。
このように、高い声を出すためのテクニックや意識などを身に付けることで、より高い声を出しやすくなるでしょう。
②腹式呼吸とブレスコントロール
2つ目は「腹式呼吸とブレスコントロール」です。
前述したように、高い声を出すためには安定した息遣いが重要であり、その土台となるのが腹式呼吸やブレスコントロールです。
腹式呼吸とは、息を吸ったときに胸ではなくお腹が膨らむようにする呼吸法で、歌手や声優など、声を使う職業の方々にとって基本となるテクニックです。
お腹を膨らませるように息を吸い込むという感覚があまりよく分からない方は、仰向けに寝た状態で、息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹がへこむ感覚をつかむ練習をすると良いでしょう。
また、ブレスコントロールとは、呼吸する際の息の量を調節するテクニックのことで、息の量を調整しながら発声することで、高音を安定して出すことができるようになります。
③音階練習
3つ目は「音階練習」です。
音階練習とは、音の高さを一定のパターンで移動しながら歌うトレーニングのことで、声の出し方を安定させたり、高音域をスムーズに出せるようにするための練習です。
突然高い声を出そうとすると喉に負担をかけてしまいますが、段階的に声の高さを上げながら練習することで、喉や声帯に負担をかけずに高い声を出すことができるようになります。
はじめは高い声が出なくても、段階的に高い音を練習し続けることができれば、徐々に高い声を出すことにも慣れてくるでしょう。
音階練習は、毎日継続的に行うことがポイントです。
カラオケで高い声を出すための方法とコツ
ここでは、カラオケで高い声を出すための方法とコツについて、以下の3つに厳選してご紹介します。
1, 声帯のウォームアップをする
2, 正しい姿勢でリラックスする
3, 深く息を吸い込むことを意識する
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①声帯のウォームアップをする
カラオケで高い声を出すための方法とコツの1つ目は「声帯のウォームアップをすること」です。
前述したように、高い声を出すために重要となる声帯は筋肉で構成されているため、高い声で負担をかける前にはウォームアップすることが大切です。
スポーツをする前に体を温めるのと一緒です。
「ん〜」といった具合で鼻に響かせるように声を出すことで、喉に負担をかけずに声帯をほぐすことができます。
また、先ほどご紹介した音階練習も、ウォームアップとして活用できるでしょう。
②正しい姿勢でリラックスする
2つ目は「正しい姿勢でリラックスすること」です。
カラオケで上手く歌おうとしたり高い声を頑張って出そうとしてしまうと、どうしても喉や肩に力が入ってしまいます。
しかし、緊張して体に力が入った状態だと、思うように高い声を出すことができなくなってしまい、喉も締め付けやすくなってしまいます。
先ほどもご紹介したように、歌を歌う際には背筋をまっすぐ伸ばし、顎を上げすぎずに自然な角度を保つことが重要です。
③深く息を吸い込むことを意識する
3つ目は「深く息を吸い込むことを意識すること」です。
腹式呼吸やブレスコントロールが歌唱力を左右すると言っても過言ではなく、お腹を使って息をしっかりと吸い込むことは、音程の取り方や音の強弱の出し方に大きく関わります。
十分な息を吸わずに声を出すと、喉だけで声を出そうとしてしまい、力んだり、すぐに息が続かなくなってしまいます。
腹式呼吸を意識し、深く息を吸い込むことを意識してみてください。
また、体に力が入った状態だと、息遣いも荒くなってしまうため、まずは体をリラックスさせ、その上で深く息をすることを意識すると良いでしょう。
カラオケで曲を選ぶ際のポイント
次に、カラオケで曲を選ぶ際のポイントについて、以下の4つをご紹介します。
1, 極度に高音の曲は避ける
2, 自分の声域に合った曲を選ぶ
3, 歌いやすい曲を選ぶ
4, リズムや曲調がシンプルな曲を選ぶ
カラオケで高い声を出すことが難しい、曲選びに困っている、という方は、ぜひ本章の内容を参考にしてみてください。
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①極度に高音の曲は避ける
カラオケで曲を選ぶ際のポイントの1つ目は「極度に高音の曲は避けること」です。
これまで、高い声は練習すればある程度出すことができるようになるとお伝えしてきましたが、極度に高音の曲については、やはり歌うことが難しいと言えます。
カラオケには数十万曲の曲が用意されていますが、その中にも極度に高音が必要となる曲も一定数存在します。
極端に高い音が必要となる曲は、無理に歌おうとすると喉に負担がかかり、声が裏返ったり枯れてしまったりする原因となるため、可能な限り避けることをオススメします。
②自分の声域に合った曲を選ぶ
2つ目は「自分の声域に合った曲を選ぶこと」です。
1つ目の内容と少し重複しますが、カラオケで上手く歌を歌うためには、自分の声域に合った最適な曲を選ぶことが重要です。
極度に高い音が必要となる曲をはじめ、あまりにも自分の声域に合っていない曲を選んでしまうと、音程を取ることに精一杯となってしまい、歌詞や歌い方などに集中できなくなってしまいます。
カラオケは、あくまで皆で歌うことを楽しむことが目的なので、無理に難しい曲を選ぶのではなく、自分の声域に合った曲を選ぶことが重要です。
③歌いやすい曲を選ぶ
3つ目は「歌いやすい曲を選ぶこと」です。
カラオケでは、テクニックの難易度が高い曲よりも、シンプルで歌いやすい曲を選ぶことがポイントです。
もちろん、音程や声域に合わせた曲選びも重要ですが、歌詞のシンプルさや一定のリズムがある曲など、総合的に歌いやすい曲を選ぶことが重要です。
音域が広すぎる曲やリズムが複雑な曲を選んでしまうと、歌っている途中で息が続かなくなったり、リズムがずれてしまったりすることがあります。
カラオケで歌いやすい曲については「【歌の練習でオススメの曲 21選!】初心者でも歌いやすい曲を一覧でご紹介!」にてご紹介しているので、ぜひこちらを参考にしてみてください!
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カラオケでの歌唱力を上げる方法
最後に、カラオケでの歌唱力を上げる方法について、以下の3つをご紹介します。
1, 歌うこと自体に慣れる
2, ボーカル教室に通う
3, 音楽アプリを活用する
①歌うこと自体に慣れる
カラオケでの歌唱力を上げる方法の1つ目は「歌うこと自体に慣れること」です。
カラオケで上手く歌うことも、高い声を出すことも、共通するのは「慣れるのが重要であるということ」です。
どんなに歌うセンスがあったとしても、普段から歌っていなければ音程が取れなかったり高い声が出ないなどといったことになります。
そのため、カラオケでの歌唱力を上げるためにはまずは歌うこと自体に慣れ、カラオケの環境や場の雰囲気に飲まれないようにすることが重要です。
②ボーカル教室に通う
2つ目は「ボーカル教室に通うこと」です。
歌い方や歌唱テクニックを身に付け、根本的な歌唱力を上げたいという場合は、ボーカル教室に通うことをオススメします。
ボーカル教室では、プロの歌手や音楽に精通した先生が、生徒のレベルに合わせて歌の練習をサポートしてくれます。
高い声を出すことが苦手であれば、それに沿った最適な練習方法も教えてくれるでしょう。
③音楽アプリを活用する
3つ目は「音楽アプリを活用すること」です。
ボーカル教室に通うほどでもないけど、手軽に歌の練習がしたいという方は、音楽アプリを使って練習することもできます。
音楽アプリを使えば、自宅でもどこでも手軽に練習することができるため、普段あまり時間がない方や忙しい方でも少しずつ時間を見つけて練習することができるでしょう。
歌の練習にオススメのアプリについては「【自宅で簡単にできる!】歌の練習にオススメの無料アプリ9選!」にてご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
カラオケで高い声を出すには、トレーニングが大切!
いかがでしたでしょうか。
今回は、カラオケにおける「高い声」に焦点を当て、カラオケで高い声が出ない原因や声帯の仕組み、カラオケで高い声を出すための方法とコツなどについてご紹介しました。
歌い慣れていない状態で高い声を出すことは難しいかもしれませんが、日常的に歌の練習を少しずつ積み重ねることで、高い声もある程度出すことができるようになります。
また、横浜ボーカル教室には、カラオケで歌う機会に向けて練習したい、イベントなどで上手く歌えるように短期間だけでも練習したい、という方も多くいます。
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