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2023.09.29 スタッフブログ

【プロが解説】ファルセットってどんな声なの?その特徴やおすすめの練習方法をプロ目線でご紹介!

カラオケやライブ、さらにはプロのステージでよく耳にする「ファルセット」。

あの独特の高音は、どうやって出しているのでしょうか?

そして、実際に自分でもマスターすることは可能なのでしょうか?

歌を歌う際、ファルセットは非常に魅力的な武器となり得ますが、正しく理解し、効果的に練習することが重要です。

本記事を通して、ファルセットの基本から、その効果的な練習方法、さらには練習に役立つ楽曲の紹介まで、ファルセットに関する情報を解説します。

ぜひご自身の歌声に活用してみてください。

ファルセットとは?

ファルセットとは、歌唱や話し声において、特定の方法で声帯を振動させることで生み出される高音の声のことを指します。

イタリア語で「仮声」と訳されることもあります。

具体的には、声帯の一部だけを振動させて音を出す技法で、その結果として得られる声は、通常のフルボイスよりも軽やかで透明感があります。

ファルセットは、オペラやクラシックの分野だけでなく、ポップスやロックなどの現代音楽でも使用されることが多いです。

正しくマスターすることで、歌の表現の幅を大きく広げることができます。

ファルセットと裏声の違いについて

ファルセットと裏声は、よく似た歌唱技法として知られていますが、実際には異なる特徴を持っています。

ファルセットは、日常の会話の声よりも高い位置で発声され、空気感が強く、やや抑えられた音量となります。

裏声は、その名の通り「裏」の声として、深い部分からの発声となり、より豊かな響きを持っています。

両者の違いを理解することで、歌唱時にどちらの技法を使用するかの選択がしやすくなります。

また、それぞれの技法を習得することで、歌の表現の幅も広がります。

ファルセットを活用するメリット

ファルセットは、特有の軽やかで透明感のある音色を持つ歌唱技法です。

そのため、ファルセットを上手く活用することで、歌の表現が豊かになります。

以下に、ファルセットを活用する際の主なメリットを3つご紹介いたします。

声に透明感が出る

透明感のある声は、余計なノイズや濁りが少ないため、音の純度が高く感じられます。この特徴により、歌や話し声がより魅力的に聞こえるのです。

独特の音色での表現

ファルセットの持つ空気感のある音色は、感情的な部分や、特定の雰囲気を出したい場面で非常に効果的です。例えば、切ないバラードや、幻想的な曲などでの使用が考えられます。

声の負担軽減

ファルセットは、声帯の一部だけを使って発声するため、全体的な声の負担を軽減することができます。特に連続して高音を歌う場面などで、声帯へのストレスを減少させることが期待できます。

ファルセットを活用するデメリット

ファルセットは多くの歌手やスピーカーが高音域を出す際に利用する技法の一つですが、適切に使用しないといくつかのデメリットが生じることがあります。

以下に、ファルセットの使用に関連する主なデメリットを2つご紹介します。

持続的な使用による声帯への負担

ファルセットを頻繁に、または長時間使用すると、声帯に過度な負担がかかることがあります。これにより、喉の疲れや声のかすれなどの問題が生じる可能性が高まります。

習得が難しい

ファルセットを自然に、そして美しく響かせるためには、一定の練習と技術が必要です。初心者にとっては、この技法をマスターするのが難しく感じることがあります。

これにより、喉の疲れや声のかすれなどの問題が生じる可能性が高まります。

ファルセットをマスターするために効果的な練習方法3選

ファルセットの独特の高音を出す技術は、一朝一夕で身につけられるものではありません。

実は、ファルセットを上手に響かせるためには、特定の練習方法が非常に効果的です。

ここでは、ファルセットの魅力を最大限に引き出すための、効果的な練習方法をご紹介いたします。

  1. スケール練習
  2. 鏡を使った喉の観察
  3. ドローン音とのハーモニー練習

⒈スケール練習

スケール練習は、歌唱の基本とも言える練習方法です。

特に、ファルセットをマスターする際には、この練習が非常に効果的です。

なぜなら、ファルセットは通常の声域とは異なるため、その特有の音域をしっかりと理解し、使いこなす必要があるからです。

基本的な音階を使って行うこの練習は、低い音から始めて徐々に高い音へと移行し、再び低い音へと戻ってくる動きを繰り返します。

この過程で、ファルセットの音域に入るタイミングや、その音域での発声の仕方を意識することが大切です。

また、この練習を行うことで、ファルセットの音域を自然に広げることができます。そして、通常の声域とファルセットの声域の間の移行もスムーズになります。

これにより、歌唱時にファルセットを自在に操ることができるようになります。

初心者の方は、最初はゆっくりとした速度で練習を行い、徐々に速度を上げていくことをおすすめします。

⒉鏡を使った喉の観察

鏡を使った喉の観察は、ファルセットの練習において非常に有効な方法の一つです。

ファルセットは、通常の発声とは異なる喉の動きを伴うため、その動きを目で確認することで、より正確なファルセットの発声が可能となります。

具体的には、鏡の前で喉の部分をしっかりと観察しながら、ファルセットの音を出してみましょう。このとき、喉が無理に締まっていないか、また、リラックスしているかどうかを確認します。

無理な力を入れてしまうと、ファルセットの音が安定しづらくなるだけでなく、喉に負担をかける原因ともなります。

また、鏡を使うことで、喉の開き具合や、舌の位置など、発声に関わるさまざまな部分の動きをチェックすることができます。

これにより、自分の発声の癖や、改善点を見つける手助けとなります。

⒊ドローン音とのハーモニー練習

ドローン音とは、一定の音が持続することを指します。

このドローン音を背景にして、ファルセットでの歌唱練習を行うことは、初心者にとって非常に効果的な方法です。

まず、ドローン音を流しながら歌うことで、自分の声との音程の関係を明確に感じ取ることができます。

特にファルセットは、音程を取りにくいと感じる方も多いため、この練習は音程の正確性を高めるのに役立ちます。

また、ドローン音とのハーモニーを意識しながら歌うことで、自分の声の音色や音量を調整する練習にもなります。

ファルセットの声は、通常の発声とは異なるため、どのように声を出せば良いのか迷うこともあるかと思います。しかし、ドローン音を背景にして練習を重ねることで、自然と声のコントロールが向上してきます。

この練習を行う際は、無理に大きな音を出すのではなく、リラックスした状態で、自分の声とドローン音との関係をじっくりと感じながら進めてみてください。

ファルセットの練習におすすめの楽曲

ファルセットの練習におすすめの楽曲をいくつか紹介いたします。これらの楽曲は、ファルセットの部分が特徴的で、練習に適しています。

スピッツ – ロビンソン

サビ部分でのファルセットが特徴的で、練習に適しています。

宇多田ヒカル – First Love

宇多田ヒカルの柔らかいファルセットが楽曲の中で際立っています。

こちらもにサビの終わりにかけての部分でのファルセットは、練習に良いでしょう。

aiko – カブトムシ

aikoの独特のファルセットが特徴的な楽曲でファルセットの練習の参考になります。

Superfly – 愛をこめて花束を

Superflyさんの力強いファルセットがこの楽曲の中で際立っています。

Mr.Children – innocent world

この楽曲の中間部や終盤にかけてのファルセットを活かした部分は、練習に適しています。

これらの楽曲は、邦楽の中でも特にファルセットを効果的に使用している例として知られています。

練習の際には、楽曲を聞きながら、ファルセットの部分を意識して歌ってみると良いでしょう。

ファルセットをマスターしてより良い歌声を目指そう!

歌うことは、自分の心を音楽で表現する素晴らしい方法です。

ファルセットはその中でも特別な技術の一つで、本記事を通して、その魅力や練習方法をご紹介しました。

ファルセットを使うことで、あなたの歌の幅や表現力が飛躍的に広がることでしょう。

しかし、技術だけでなく、感情を込めて歌うことの大切さも忘れてはいけません。

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