「ハモリってなんだろう?」
「ハモリを上手く作るコツや、練習する方法を理解したい」
歌唱力をアップさせようと考えている方、歌の表現力を追求したいと考えている方の中には、このような感情を抱いている方も多いのではないでしょうか。
ハモリは、音楽の深みや魅力を創造するにあたって非常に大切な要素であり、習得することで歌い手としての幅広い表現力を身につけることができます。
そこで今回は、音楽におけるハモリについて、具体的な定義や習得するメリット、ハモるための練習ステップなどをご紹介します。
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ハモリとは?
まずはじめに、「ハモリ」について簡潔にご紹介します。
ハモリとは、複数の音が同時に鳴り響き、調和して美しい音楽を創り出す状態を指す言葉です。
より詳細に説明すると、メインメロディー(主旋律)に対して別の音高でメロディを重ねることで、曲に深みや立体感を加えることができるテクニックとも言えるでしょう。
また、ハモリという言葉は「ハーモニー(Harmony)」の略語であり、同じ意味を示す日本語特有の表現です。
ユニゾンとの違い
ハモリと似た意味を持つ言葉として、「ユニゾン」という言葉があります。
音楽の深みや立体感を生み出すために、複数の異なる音高を重ね合わせることを意味する「ハモリ」に対して、「ユニゾン」は音楽に強さや一体感を生み出すために複数の同じ音高を組み合わせることを指します。
ユニゾンでは、すべての演奏者や歌手が同じ同じ音程/音高でメロディーを奏でるため、シンプルながらも強力な音響効果が生まれ、音楽自体に迫力を与えることができます。
ハモリを習得するメリット
次に、ハモリを習得するメリットについて、以下の3つをご紹介します。
- 他の人と一緒に楽しむことができる
- 聴覚スキルが向上する
- 表現力が向上する
他の人と一緒に楽しむことができる
ハモリを習得するメリットの1つ目は「他の人と一緒に楽しむことができる」ことです。
これについては改めて説明する必要もありませんが、様々な曲に上手くハモることができるようになると、カラオケや合唱の場で、他の人と一緒に楽しむことができるようになります。
人と一緒に音楽を奏でたり歌ったりすることは、会話などのコミュニケーションの枠を超え、感情的な深いつながりや楽しみを強く共有することに繋がります。
ハモリを自在に使いこなすことができるようになれば、歌による人との繋がりをより豊かにすることができるはずです。
聴覚スキルが向上する
2つ目は「聴覚スキルが向上する」という点です。
ハモリのスキルを身につけることは、対象となる曲を聴き込み、音程やリズムを理解する能力を身につけることにも影響します。
音程やリズム、曲調を聴くことができる耳を育てることは、単に歌唱力を向上させるだけでなく、細かい音の表現や組み合わせを正確に理解する力を養い、そこから受け取る感情の幅を広げることにも繋がります。
世の中の音楽や歌、メロディーへの理解をより深めるという意味でも、ハモリを練習する過程で聴覚スキルを向上させる意識を持つと良いでしょう。
表現力が向上する
3つ目は「表現力が向上する」という点です。
特に本格的に音楽や歌唱に取り組んでいる人にとって、ハモリのスキルを磨くことは、音楽家として幅広い表現を身につけることに繋がります。
音楽に携わる人間として表現力を向上させることは、その歌声を届ける聴衆に対してより多くの魅力を与えることに直結し、唯一無二の価値を生み出すことにもなり得ます。
また、初めは特定のパターンに沿ったハモリしか歌うことが出来なくても、表現力や聴覚スキルを強化することで、独自のハモリや音程、リズムを創造することができるようになるでしょう。
ハモリを作る基本的なステップ
次に、ハモリを作る際の方法について、以下の4つのステップをご紹介します。
- ハモる音楽を頭にいれる
- ハモる方法を決める
- ハモる音程を練習する
- メインの音程に合わせてハモる
上記のステップを参考にして、ぜひハモリを習得/実践してみてください。
ハモリは、歌唱のみならず、楽器の演奏などにも使用される言葉ですが、今回は人が歌を歌う際のハモリに焦点を当てて、解説します。
ステップ①:ハモる音楽を頭にいれる
まずはじめに、ハモる曲を頭に入れることからスタートします。
プロの音楽家であれば、曲のメロディーやリズム、細かい流れなどを完全に理解することが重要ですが、単にハモリを目的としているのであれば、そこまで本格的に取り組む必要はありません。
とは言え、曲をしっかりと聴き込み、音程や表現の強弱、本家の癖などを意識して曲を自分のものにするという感覚で頭に入れると良いでしょう。
また、あまり関心のない曲だと頭にいれることが難しいので、自身が好むような、聞いていて気分が良いものを選ぶと良いでしょう。
ステップ②:ハモる方法を決める
次に、どのようなハモリを加えるかを決定します。
クラシカルなアプローチから、ジャズや現代音楽に見られるような複雑な和音まで、曲の雰囲気や目指す表現に合わせてハモリのスタイルを考えましょう。
基本的なハモリには、メインメロディー(主旋律)よりも高いキーでハモる「上ハモ」と、逆にメインメロディー(主旋律)よりも低いキーでハモる「下ハモ」の2種類があります。
また、特定の曲へのハモリ方については、有名な曲であればインターネットにオススメの方法などが載っているので、そちらを参考にして決めてみると良いでしょう。
異なるキーでハモリを生み出した歌のイメージが難しい場合は、合唱コンクールなどで歌う際のソプラノパート(高音)とアルトパート(低音)を想像すると分かりやすいかもしれません。
ステップ③:ハモる音程を練習する
曲とハモリ方を決め次第、ハモる音程を練習する段階に入ります。
ハモリでは、メインメロディー(主旋律)を意識しながらハモリの音程についても考える器用さが求められます。
最初は本来よりもゆっくりとしたスピードで合わせるコツを掴み、可能であれば楽器やメトロノームなどを利用して、繰り返し音程やリズム感を養うことが重要です。
ステップ④:メインの音程に合わせてハモる
最後は、歌全体を通してメインメロディー(主旋律)との協調を意識しながらハモる練習を行います。
歌全体を通してハモるパートを歌うことで、ハモリが自然に溶け込んでいるのか、ハモリのパートの繋ぎ目が不自然ではないかなどを確認することができます。
また、ハモリを重ねた歌を繰り返し聴くことで、聴いている人に対して各パートが与える印象や、メインメロディーをより際立たせるための工夫なども意識してみると良いかもしれません。
一人で考えてみるのではなく、試しに聴いてくれる人などがいると、ハモリの精度や工夫を一緒に考えることができるでしょう。
ハモリの練習方法
最後に、ハモリの練習方法についてご紹介します。
本記事でもご紹介した通り、ハモリを練習するためには、その元となる曲やメインメロディーを徹底的に頭にインプットすることが第一ステップです。
その上で、以下のような練習方法を取り入れることで効率的にハモリのスキルを向上させることができるようになるでしょう。
- カラオケで練習する
- 音楽専用アプリを活用する
- インターネットの練習動画を視聴する
メインメロディーに合わせた、もしくは際立たせるようなハモリを歌うことができるようになるには、圧倒的な練習量と曲に対する理解が重要であり、初めのうちはプロの歌い方や表現を真似ることも大切です。
自分に合った練習方法を見つけ、主体的な視点と、時には客観的な聴衆の視点を持って取り組んでみると良いでしょう。
ボイトレで歌唱力をアップさせよう
いかがでしたでしょうか。
今回は、音楽や歌における「ハモリ」について、その定義や身に付けるメリット、具体的な習得方法をご紹介しました。
歌唱力や歌の表現力を向上させるためにも、ぜひ「ハモリ」を練習してみてください!
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