「歌唱力の幅を広げるために、ホイッスルボイスを習得したい」
「ホイッスルボイスについて、発声方法や活用シーンを知りたい」
歌唱力の向上を目指している方、あるいは様々な歌い方を練習している方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ホイッスルボイスは、歌唱テクニックの中でも習得が難しいものの1つで、完璧に使いこなすには相応の練習とスキルが必要となります。
そこで今回は、歌唱テクニックの1つであるホイッスルボイスについて、その種類や発声方法、練習する際のコツなどをご紹介します。
また、横浜ボーカルスクールでは、趣味で歌うことを楽しみたい方から本格的に歌唱力をアップさせたいと考えている方まで、幅広い目標を持った仲間が集まっています。
歌うことに興味がある、仲間と一緒に歌唱力を向上させたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
ホイッスルボイスとは?
まずはじめに、ホイッスルボイスについて簡潔にご紹介します。
ホイッスルボイスとは、「超高音発声」や「超ハイトーン」とも呼ばれ、人間が発することができる最も高い音域の声を指します。
そんなホイッスルボイスという単語は、笛のように高い声を意味する「ホイッスル」と、声を表す「ボイス」という単語が組み合わさってできた言葉です。
また、ホイッスルボイスは、歌や音楽におけるサビの部分や盛り上がりを表現するタイミングで活用されることが多く、聞いている人たちに強烈かつ美しい印象を与えます。
歌唱力を向上させたいと考えている方は、ホイッスルボイスを習得することで歌い方の表現の幅を広げることができると同時に、声のコントロール能力も自然と高めることができるでしょう。
ホイッスルボイスの種類
次に、ホイッスルボイスの種類についてご紹介します。
高い音高の声を意味するホイッスルボイスは、以下の2種類に分けることができます。
- 構音型ホイッスルボイス
- 気流型ホイッスルボイス
構音型ホイッスルボイス
ホイッスルボイスの種類の1つ目は「構音型ホイッスルボイス」です。
構音型ホイッスルボイスは、一般的に想像されるような美しさを象徴するような高音の声のことを指し、オペラ歌手や女性アーティストなどがよく使う歌声です。
細く狭められた声帯を通る息を利用して音をのせるような感覚で発声する構音型ホイッスルボイスは、高い音程で比較的長い時間声を発し続けることができる点が特徴です。
また、構音型ホイッスルボイスは、その特性上、それよりも低い音程の声や裏声と繋げることができる音域であることも特徴で、まさに名の通り笛のような音であると言えます。
気流型ホイッスルボイス
2つ目は「気流型ホイッスルボイス」です。
気流型ホイッスルボイスは、構音型ホイッスルボイスと比較すると、若干金属チックな音が混じるような感覚であり、メタル系の音楽と相性が良い声と言えます。
また、比較的長い時間声を出し続けることができる構音型ホイッスルボイスに対し、気流型ホイッスルボイスは短い時間で高音を出し切るようなイメージで使用されることが多く、より喉への負担が大きい発声方法が必要になります。
気流型ホイッスルボイスを完璧に習得するには、声帯や息づかいにおける繊細なコントロールが必要となるでしょう。
実際に気流型ホイッスルボイスを聞いてみたいという方は、ぜひYouTubeなどで検索してみてください。
ホイッスルボイスの発声方法
本項目では、ホイッスルボイスの発声方法について、練習のコツも交えてご紹介します。
ホイッスルボイスは、単に高い声を出せば良いという訳ではなく、声帯や呼吸を意識して発声することが重要となります。
初めてホイッスルボイスに挑戦する際には、以下の4つ手順に沿って実践してみてください。
- 声帯を閉める練習をする
- 声帯をゆっくり開ける、閉める練習をする
- 吸気発声の練習
- 呼気発声で高い音を出す練習
声帯を閉める練習をする
ホイッスルボイスに挑戦する際には、まず「声帯を閉める練習」から始めます。
ホイッスルボイスでは、最終的に声帯の調整をしながら声を出すことが重要となるため、まずは声帯を閉める感覚を身につける必要があります。
声帯を閉めるという感覚が分からない場合は、口を開けたまま、息を喉で止めるような感覚をイメージすると分かりやすいかもしれません。
逆に、声帯が開いている状態を感覚的に理解する際には、深いため息をつく際の喉の状態をイメージしてみてください。
声帯がしっかりと開いている感覚がわかるはずです。
声帯を閉める感覚を掴むことができれば、ホイッスルボイスを習得するまでの第一歩となるでしょう。
声帯をゆっくり開ける、閉める練習をする
声帯を閉める感覚を覚えたら、次は「声帯をゆっくり開け閉めする練習」をしてみてください。
前述したように、ホイッスルボイスでは、声帯をコントロールするスキルが重要であり、感覚的に開け閉めできるような状態を目指す必要があります。
開いている声帯をゆっくり閉める、そしてゆっくり開ける練習を繰り返すことで、段々と声帯を感覚的に開閉することができるようになります。
声帯を開ける感覚、閉める感覚を体に馴染ませ、リラックスした無意識な状態でも声帯を開け閉めできるような状態を目指しましょう。
吸気発声の練習
声帯をある程度自由にコントロールすることができるようになったら、次は「吸気発声の練習」をしてみてください。
吸気発声とは、息を吸いながら声を出すことを指し、実際に声を出してみると一般的な声の出し方とは逆の感覚となるはずです。
息を吸いながら声を出す際も、先ほど練習した声帯をコントロールすることを忘れずに、声帯を狭めて息を通す感覚を意識することが重要です。
よくイメージとして例えられるのが、しゃっくりをした際に声が出てしまうような感覚です。
声帯を狭めた状態で吸気呼吸によって高い声を出すことができれば、ホイッスルボイスの習得まであと一歩です。
呼気発声で高い音を出す練習
最後は、「 呼気発声で高い音を出す練習」です。
吸気呼吸で高い声を出すことができたら、息を吐き出す際にも同様の感覚を意識して高い声を出してみてください。
先ほどと同じ様に声帯をコントロールし、狭めた状態で息を吐き出す際に笛の様な高い音を出すことができれば、ホイッスルボイスの完成です。
口笛の音を、声帯を使って出すようなイメージで声を出してみると、より研ぎ澄まされた高音を出すことができるでしょう。
ホイッスルボイスを出す時の注意点
最後に、ホイッスルボイスを出す際の注意点について、以下の3つをご紹介します。
- 喉の負担を感じた場合は、発声練習を中止すること
- 体調が万全な状態で練習をすること
- 周囲の状況を考えて声を出すこと
喉の負担を感じた場合は、発声練習を中止すること
ホイッスルボイスを出す際の注意点の1つ目は「喉の負担を感じた場合は、発声練習を中止すること」です。
ホイッスルボイスの練習を実践した方は既に理解していることだと思いますが、声帯をコントロールした状態での高音の発声練習は、通常の歌の練習以上に喉に負担をかけてしまいます。
練習をする過程で喉の痛みや不調を感じた際には、すぐに発声練習を中止し、喉を休めることが重要です。
体調が万全な状態で練習をすること
2つ目は「体調が万全な状態で練習をすること」です。
当然のことですが、ホイッスルボイスなどの発声練習をする際には、体調が良い状態で練習しなければ、練習の質が落ちてしまいます。
喉への負担を増幅させるだけでなく、過度な呼吸や息づかいによって、頭痛を引き起こしてしまう可能性もあります。
体調が少しでも優れないと感じる場合には、練習はせず、体力の回復を図りましょう。
周囲の状況を考えて声を出すこと
3つ目は「周囲の状況を考えて声を出すこと」です。
既に皆様がご存知の通り、ホイッスルボイスの練習では、高い声や大きな声を出す練習が欠かせません。
そのため、練習をする際には、周りに迷惑がかからないような環境で声を出すことが重要です。
カラオケやボーカル教室、公園など、周囲の人々に最大限配慮した状況で練習することをオススメします。
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いかがでしたでしょうか。
今回は、ホイッスルボイスについて、その種類や練習方法、練習をする際の注意点などをご紹介しました。
冒頭でもご紹介した通り、ホイッスルボイスは歌唱テクニックの中でも習得難易度が高く、習得して使いこなすには相応の練習量と時間が必要になります。
自身でコツや方法を調べて練習する方法も良いですが、短期的に効率良くテクニックを習得するためには、ボーカルスクールなどに入会することをオススメします。
同じような目標や課題を持った生徒と切磋琢磨し合うことで、刺激的な環境でお互いを成長させ合うことができるでしょう。
また、横浜ボーカルスクールでは、歌唱力を向上させたい生徒や趣味の一環として歌の練習をしたい生徒、本格的にプロ歌手を目指している生徒など、幅広い目標やゴールを掲げた生徒が在籍しています。
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