「音痴って治せるの?」
「音痴を治す方法や歌が上手くなるコツについて知りたい」
歌唱力がなかなか上達しない、あるいは 周りよりも歌が下手だと感じる、という方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
確かに、歌声やリズム感覚は、人によって生まれ持った才能によって左右される側面もありますが、たとえ音痴の方でも、練習次第でいくらでも治すことはできます。
そこで今回は、音痴を治す方法というテーマで、音痴の種類や具体的な対策、歌唱力を飛躍的に向上させる方法などについてご紹介します。
音痴だけど歌唱力をアップさせたい、という方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
音痴とは?
まずはじめに、音痴とはどのような状態なのかについてご紹介します。
音痴とは、音楽的な能力や感覚が欠如している状態を表す言葉で、正式には「先天性音楽機能不全」と呼ばれるものです。
先天性音楽機能不全と聞くと、深刻な状態に聞こえてしまうかもしれませんが、一般的に言われる「音痴」は、単に歌うことに慣れていない状態を指すことが多いと言えます。
また、先天性という言葉が付いているものの、何かしらの事情や変化によって音痴と言われてしまうケースもあります。
つまり、音痴とは単に歌を歌うことに慣れていないだけであり、歌や音楽への慣れ、そして練習次第でいくらでも克服できるものなのです。
実際、横浜ボーカル教室でも、音痴と言われていた状態を克服し、上手に歌を歌うことができるようになった方も大勢います。
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音痴は短期間で改善できる?
では、そんな音痴な状態は、短期間で克服することができるのでしょうか?
結論から述べると、音痴な状態を数週間から1ヶ月程度で克服することは、難しいと言えるでしょう。
音痴な状態、つまりは音を聞き取る力やそれに応じた音程を出す力、加えて表現力やリズム感覚を掴むためには、ある程度の期間が必要であり、一朝一夕で手に入れることができるようなものではありません。
とは言え、音痴の定義は人それぞれであり、歌の練習に伴う成長度合いにも個人差があるため、音痴を短期間で治すことは難しいと一概に断言できる訳ではありません。
ある程度音楽知識があり、普段から歌うこと自体には慣れている状態などであれば、比較的短期間で音痴を治すことができても、不思議ではないでしょう。
いずれにせよ、音痴である状態の具体的な原因を探り当て、症状に合った適切な練習を積むことが重要です。
音痴の種類については、次の項目で改めてご紹介します。
また、歌の練習については「【本当に上達する!】歌の練習方法や具体的なコツを徹底解説!」にてご紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください!
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音痴の種類
音痴である状態は、人によって具体的な症状が異なり、いくつかの種類に分けることができます。
本項目では、具体的な音痴の種類について、以下の3つをご紹介します。
- 歌や音楽の音程が分からない
- 狙った音程で声を出すことができない
- リズム感や滑舌に問題がある
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① 歌や音楽の音程が分からない
音痴の種類の1つ目は「歌や音楽の音程が分からないケース」です。
このような状態の方は、異なる音程の違いを聞き分けることや、ある音が他の音より高いか低いかを判断することが難しいと感じる傾向にあります。
音程が分からない状態は、幼少期からの音楽教育が不足していたことや、音や音楽に触れる機会が少なかったことなどが主な要因として挙げられます。
音程感覚を養うためには、様々な音の高低を意識的に聴き比べる練習や、音階を繰り返し聴いて覚える練習が効果的と言えるでしょう。
また、音程が分からない状態については「【音程が分からない?】音痴と思われてしまう原因や改善する方法をプロが解説!」にてご紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください!
② 狙った音程で声を出すことができない
2つ目は「狙った音程で声を出すことができないケース」です。
音痴と言われてしまう方の中には、耳では音程を聞き取ることができても、その音を正しく歌声にのせて発することが難しいと感じてしまう方も一定数存在します。
このような症状の方は、声を出す際の筋肉の使い方や呼吸法が適切でないが故に、意図した音程を正確に発声することができないのです。
狙った音程で声を出すことができない場合は、腹式呼吸の習得や、声帯の適切な使い方を学ぶことが重要であり、ピアノなどの楽器を使って音程を確認しながら練習することもオススメです。
③ リズム感や滑舌に問題がある
3つ目は「リズム感や滑舌に問題があるケース」です。
ある程度音程に対する馴染みが合ったとしても、リズム感や滑舌に問題があると、歌詞を正しく発音することができなかったり、それに応じて音程がズレてしまうこともあります。
リズム感や滑舌は、ある程度の慣れが必要な側面が大きく、メトロノームを使ったリズム練習や言葉をハッキリと発する練習を重ねることが重要です。
また、ダンスや体操など、音楽に合わせて体を動かすような練習も、リズム感を養うためには適切な練習と言えるでしょう。
音痴を治す方法
本項目では、音痴を治すための具体的な方法について、以下の4つをご紹介します。
- 音程を聞き分ける練習を行う
- ボイストレーニングを行う
- 呼吸法を意識する
- 自分の声を録音して聞いてみる
① 音程を聞き分ける練習を行う
音痴を治すための具体的な方法の1つ目は「音程を聴き分ける練習を行うこと」です。
特に、音痴である原因が歌や音楽の音程が分からないことである場合は、幅広い異なる音の高さを正確に認識し、その違いを把握する練習から始めることが重要です。
まずは基本的な音階である、ドレミファソラシドを聞き取ることから始め、音の高さを比較したり、それと同時に曲を聴いて音程を口ずさんだりすると良いでしょう。
音程をある程度聞き分けることができるようになれば、あとはそれに一致する音程の声を歌声として発するだけなので、音痴を克服するための大きな一歩となるでしょう。
② ボイストレーニングを行う
2つ目は「ボイストレーニングを行うこと」です。
音痴を治す、そして歌唱力を向上させるためには、やはりボイストレーニングが欠かせません。
ボイストレーニングとは、単に音程に合わせて声を出す練習ではなく、声を出すための身体の使い方や姿勢、力の入れ方なども含まれます。
まずは、背筋を伸ばし、肩の力を抜いた状態で立つことで、声を出しやすい体勢を作ります。
その上で、低音から高音まで滑らかに発することができるように喉を慣れさせ、ハミングやリップロールと呼ばれる本格的なテクニックを身につけることが重要です。
③ 呼吸法を意識する
3つ目は「呼吸法を意識すること」です。
音痴を治すと聞くと、どうしても音程や声の出し方に目が向いてしまいますが、歌唱力の根源となるのは、姿勢や声の出し方、呼吸法などの体の基本的な動作であることが多いと言えます。
そんな呼吸を意識する際によく言われるのが「腹式呼吸」です。
腹式呼吸とは、息を吸う際にお腹の膨らみを意識して呼吸することを指し、横隔膜を使って下腹部を膨らませるように息を吸い、ゆっくりと均等に吐き出すイメージで呼吸します。
腹式呼吸を練習する方法にはいくつかありますが、仰向けに寝て腹部に本などの重りとなるものを置き、呼吸に合わせて本が上下するのを確認するのが効果的です。
④ 自分の声を録音して聞いてみる
4つ目は「自分の声を録音して聞いてみること」です。
歌うことや声を出すことを練習していると、どうしても主観的な感覚や意識が混じってしまい、自分の声を客観的に捉えることができなくなってしまいます。
実際の声と自分が認識している声にズレが生じてしまうことを避けるためにも、自身の声を録音し、改めて聞いてみることをオススメします。
録音した声を客観的に聞いてみると、音程のずれやリズムの乱れ、発音の違和感など、実際に歌っている際には気付かないような部分に気付くことができます。
また、録音した自分の声を聞く際には、悲観的に捉えるのではなく、あくまで改善点を見つけ、音痴を治す、という意識のもと分析することが重要です。
歌唱力を飛躍的に向上させる手段
本項目では、歌唱力を飛躍的に向上させる手段について、以下の3つの方法をご紹介します。
- ボーカル教室に通う
- カラオケで練習する
- スマホアプリを使用する
① ボーカル教室に通う
歌唱力を飛躍的に向上させる手段の1つ目は「ボーカル教室に通うこと」です。
ボーカル教室とは、言わば歌の塾のようなイメージで、プロ歌手や音楽活動をしている知識豊富な先生から直接歌の指導を受けることができる場所です。
趣味程度に歌を歌いたいという方から、本格的に歌手を目指したいという方まで、幅広い夢や目標を抱えている仲間が楽しみながら歌の練習に励んでいます。
そんなボーカル教室には、音痴を治したい、少しでも歌を上手く歌えるようになりたい、という初心者の方も多く、個人のレベルに合わせて様々なレッスンコースが用意されています。
プロの指導のもとで自身の歌い方や音程感覚を養い、少しでも早く音痴を治したいという方は、ボーカル教室での練習をオススメします。
② カラオケで練習する
2つ目は「カラオケで練習すること」です。
あまり費用をかけたくない、自分のペースで少しずつ音痴を克服したいという方は、カラオケでの練習がオススメです。
既にご存知の通り、カラオケは個室の中で自由に好きなだけ声を出して練習することができるため、誰にも干渉されずに黙々と練習したいという方には非常に適した練習環境と言えます。
また、カラオケには採点機能やアドバイス機能も備わっているため、自身の歌声を客観的に見直すこともできるでしょう。
ただし、音楽や歌に精通しているような方からのアドバイス無しに練習に取り組むこととなるため、誤った知識や方法を元にして練習してしまうと、思うように歌唱力が伸びない可能性もゼロではありません。
カラオケでの歌の練習については「【カラオケで歌を上達させる方法】効果的な練習方法やポイントを徹底解説!」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
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③ スマホアプリを使用する
3つ目は「スマホアプリを使用すること」です。
歌の練習に費用や時間などの労力をあまりかけたくないという方には、スマホアプリを活用した練習方法がオススメです。
iPhoneなどのスマートフォンには、手軽に歌の練習ができるアプリが多く用意されており、無料で好きなだけ練習することができます。
ただし、ボーカル教室やカラオケでの練習と比較すると、どうしても練習の質が下がってしまうため、正しい知識で自分に厳しくしながら練習に取り組むことができることがポイントになるでしょう。
歌の練習にオススメのアプリについては「【自宅で簡単にできる!】歌の練習にオススメの無料アプリ9選!」にてご紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください!
歌唱力を向上させるための3つのポイント
最後に、歌唱力を向上させるための3つのポイントについてご紹介します。
- 呼吸を意識してハッキリと声を出す
- 抑揚を意識する
- 表現力を意識する
① 呼吸を意識してハッキリと声を出す
歌唱力を向上させるためのポイントの1つ目は「呼吸を意識してハッキリと声を出すこと」です。
前述したように、歌唱力の土台となるのは、腹式呼吸です。
深く呼吸をして歌を歌うことで、息継ぎのタイミングをコントロールし、音程なども操りやすくなります。
緊張したり気が張っていると、深く呼吸することを忘れてしまいがちですが、まずは深く息を吸い、落ち着いて歌うことを意識すると良いでしょう。
② 抑揚を意識する
2つ目は「抑揚を意識すること」です。
音痴を治すということに集中すると、どうしても正しい音程を出すことや正しく歌詞を歌うことに意識が向いてしまいがちですが、歌をより鮮やかに表現するには、抑揚を意識して歌う必要があります。
抑揚は、歌のジャンルや歌詞によっても表現方法が異なりますが、雰囲気や曲調に合わせて声のトーンを落としたり上げたりして、歌い方を意識すると良いでしょう。
③ 表現力を意識する
3つ目は「表現力を意識すること」です。
抑揚を意識することと重複しますが、表現力は歌唱力において最も重要な部分と言っても過言ではありません。
歌うことにおける表現力は、表情やジェスチャー、歌に合わせた体の動きによって伝えることができます。
歌唱力において、リズム感や音程が欠かせない要素であることは間違いありません。
しかし、プロ歌手やアーティストを想像しても分かる通り、歌が上手いと感じさせるには、表情やジェスチャーを用いた表現力が欠かせません。
とは言え、まずは音程やリズム感、滑舌などを整えることに集中し、歌うこと自体に慣れてきたタイミングで抑揚や表現力を意識すると良いでしょう。
音痴は練習次第でいくらでも治せる!
いかがでしたでしょうか。
今回は、音痴と言われてしまう方に向けて、音痴の種類や特徴、治す方法、歌唱力を上げるためのポイントなどについてご紹介しました。
既に本記事でも何度もお伝えしている通り、音痴は単に歌や音楽に慣れていないことが原因であることが多く、練習や取り組み方次第でいくらでも克服することができます。
とは言え、音痴を治すための練習をするには、正しい知識と練習方法が不可欠なので、自分に合った練習方法を用意することが重要です。
また、横浜ボーカル教室では、音痴を治したいという方に向けた最適なレッスンや先生をご用意しています。
正しい知識で音痴を治したい、歌が上手くなりたい、という方には、30分の無料体験レッスンもご用意しているので、ぜひ遊びに来てください。
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