声の出るしくみ
「腹の底から声を出せ!!」
そんなことを言われたことはありせんか??
「腹の底からどうやって声出るねんっ!!!」
ツッコミたくなりますね!
「腹の底」の言葉の意味がイメージできないから無理もありません。
ではそもそも声はどのように出るのでしょうか。
まず、自分の身体を『声を出すための楽器』として捉えてみましょう。
私たちの声は、喉の中にある「声帯」から生じ体全体に共鳴させて出てくるのです。
身体そのものが鍛えられるにつれ楽器としての本体も変形していきます。
つまり、声のトレーニングとは生まれ授かった自分の身体や声をいかに上手く使いこなすかを学んでいくことです。
発声のしくみは以下の4つに分類されます。
1.呼吸 2.発声 3.共鳴 4.調音
1.呼吸。
息は、肺を取り囲む筋肉の働きによって横隔膜を経てコントロールされています。
2.発声。
先述のように、声の元になる音を発生させている場所「声帯」
声帯は直径2センチほどの気管の中央まで張り出しており、左右がくっつくことで、声帯が息によって振動し、声を生じさせます。
3.共鳴(音声化)
声を大きくしたり、音色を作り出す場所を「共鳴腔」と呼ばれ、口腔、咽頭、鼻腔などで声を響かせます。
4.調音(言葉化)
声を出している時に口の中や、唇の形状が変わることで響きが変わります。下を前後に動かすだけでも音色が変わってきます。
このような行程を経て声帯で生じた音が声に変えられているのです。
声をうまく出すためには声帯をうまく働かせること、そして、そこで生じた声を適度に響かせることが必要なのです。
声の出る仕組みがわかることで、実際のトレーニングでどの部位の使い方が良くないのかを判断するのに大いに役に立つことでしょう。
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